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【連載】素敵な人に聞いた「おしゃれ」のあれこれ
vol.3-アーティスト 安藤裕子さん【前編】

「素敵なあの人は、なんでおしゃれなんだろう?」――この疑問をご本人にぶつけて、おしゃれのあれこれを聞く連載の第3回目。今回はアーティストの安藤裕子さんにお話を伺いました。 おしゃれとの出会いやMy定番アイテム、今の気分からとっておきのアイテムまで、安藤裕子さん独自の“おしゃれ観”をたくさん聞かせていただきました。(2017年06月26日作成)

写真:松木宏祐  ヘア:小田代裕(mod's hair)文:Amorpropio編集部

【連載】素敵な人に聞いた「おしゃれ」のあれこれ 
vol.3-アーティスト 安藤裕子さん【前編】

歌詞・メロディ・サウンド・声、すべてにおいて独自の個性を持ちながら、普遍的な魅力がある音楽で多くの人を惹きつける安藤さん。
CDジャケットやライブでの自身のスタイリングやメイクも手がけ、ビジュアル面もあわせて表現している稀有なアーティストです。
ファッションセンスも注目されている安藤さんのおしゃれとの出会いやMy定番アイテムについてお話を伺いました。

おしゃれとの出会い

「物心ついた頃から母がブティックで働いていたので、洋服に関しては買い物なども母はとっても寛容でした。」
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vol.3-アーティスト 安藤裕子さん【前編】

おしゃれを意識したのはいつだろう?と考えた時に頭に浮かんだのはブティックで働いていたお母さんのことでした。

「中高生になって友達と洋服を見に行った時、これ欲しいな、でも値段が…と悩んで、
母に電話したら〈買いなさい!次行ったらないわよ〉〈洋服は一期一会だから〉と言われました。欲しいと思ったときに買わないと、次行った時にはその服はもう売り切れていると。」

「洋服は一期一会」という言葉には、もし次に行ったときにセールになっていたとしても、売り切れて買えないよりは良い、という考え方が表れています。
それは今の買い物の仕方にも大きく影響していて、欲しいと思ったときに欠かさず買うようにしているそうです。

「洋服を買う時は迷わないですね。即決です。だいたい既製服の標準サイズで合うので、よっぽど着るのが難しそうな洋服以外では試着をしないですね。」
今日着ているワンピースはビュルデサボンのもの。

今日着ているワンピースはビュルデサボンのもの。

古着について

安藤さんといえば、雑誌での私服スナップやInstagramでは古着を着ている場面を度々見かけます。一点ものである古着が好きなのも、洋服との出会いを大切にされているからでしょうか?

「そうですね。古着の生地や柄は今の既製服には無いものが多いので、そこに惹かれますね。ものづくりをするので、自分をきれいに見せようというよりは、この柄がおもしろい!などそのもの自体に惹かれて買うことが多いです。」

買ったもののどうやって着ればいいかわからないという服もあるけど、それ自体を愛でているそうです。

「たまに、柄に柄を合わせたりもするので、”とんでもない格好している“と注意されることもありますよ。」と笑ってお話してくれました。
好きやときめきで選ばれた洋服ばかりが並んだワードローブが安藤さんの個性的な私服を構成しているんですね。
古着屋さんで、サスペンダーとベストを買い集めた時期があったそうです。

古着屋さんで、サスペンダーとベストを買い集めた時期があったそうです。

古着屋さんに行くようになったのはいつ頃でしょうか?

「古着屋さんに自分で行くようになったのは高校生くらいのとき。西海岸の雰囲気の古着が流行していた時代でした。今とはテイストが違うけど、形や生地が日本の既製品には無いところに惹かれていました。」
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vol.3-アーティスト 安藤裕子さん【前編】

ずっと着てきた古着の中でも、お気に入りのアイテムがあるそうです。

「『大草原の小さな家』というテレビドラマに出てくるアメリカの田舎町の女の子が着ているようなワンピースに憧れがあって、古着屋さんでそんな雰囲気のものを探して買って、十数年着ています。今でもたまに着ていて、ファンの人に“その服知ってる!”って言われることもあります。」

気に入ったものを、長く大切にしていることが伝わってきますね。

My定番アイテム

「下駄」が夏の定番

安藤さんが「定番アイテム」として挙げたのは、なんと下駄!

「本当に夏になると毎日のように下駄を履いているので、これで定番アイテムに下駄を入れないと嘘になるな、と思って持ってきました。」
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vol.3-アーティスト 安藤裕子さん【前編】

純和風な下駄を、洋服に合わせるのが安藤さんの流儀。
下駄はいつから履いているんでしょうか?

「高校生くらいまでは流行のファッションを着ていて、その時流行っていたものを友達と一緒に買いに行っていたんですけど、大学に入ると一気に趣向がばらばらになりました。友達はブランド物を持ったりして”お姉さん“な雰囲気だったのが、一人だけ古着を着て下駄を履くような方向に。皆で食事に行くと浮いていました。(笑)」

そんな下駄はどこで買っているのでしょうか。また、こだわりはあるのでしょうか。

「出かけた先の下駄屋さんや和物屋さんなど、下駄が売っているところを見つけると買っています。とくにこだわりはなくて、安価なものを買って履きつぶしていっている感じです。」

なんといっても、下駄の履き心地が気に入っていて、長く愛用しているそうです。
ワインレッドのハイヒールは、carlife(カーライフ)のもの

ワインレッドのハイヒールは、carlife(カーライフ)のもの

「ヒールはお出かけやお仕事の時にしか履かないです。まっすぐだと楽なんですよ。プラットフォームっぽいものも多いし、フラットシューズ、下駄などが多いですね。」

フライニットのスニーカーもよく履いているそうで、メッシュ素材で涼しく、軽くて柔らかい履き心地が好きだそうです。

好きなブランドは…?

好きなブランドを聞いてみたところ、「全然ない」ときっぱり。

「たとえば、アコースティックライブの衣装を考えるときに、きれいなお姉さんぽく見せたい場面だからカルヴェンのきれいめな服を着よう、ということはありますけど、何が好き、とかどのブランドが好き、というのは今のところはないですね。」

それは普段着でも全くないんでしょうか?と聞くと、「全然ない、だって下駄履いてるんだもん!」と笑いながら答えてくれました。
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vol.3-アーティスト 安藤裕子さん【前編】

普段着のはなし

「普段は本当に黒い服が多いですよ。全身黒すぎて怖いくらい(笑)黒い羽織りを着て黒いズボンを穿いて黒いシャツを着て、黒い靴を履いて…という感じ。」

何で黒い服が多いのでしょうか?

「何でですかねえ。安心するのかな?白い服って普段全然着ないです。汚れるから、というのもあるかもしれないですね。なぜかはわからないけど、気がつくと黒を着ています。」

その一方で、「原色とか柄のきついものが多い」そうです。極端ですが、とにかく好きなものを選んで買っていっていたら、自然とそうなっていったようです。

好きなものを買う

例えば、すでに持っているあのアイテムと合わせようと考えて買うことはありますか?

「ないです。これいい!買う!という感じ。でも、なんとなく日常で自分が絶対着るだろうな、というデザインはあります。スカートだったら長めとか、ダボっとしたサルエルっぽいパンツとかは流行に関係なく好き。そういう自分の定番はいくつかありますね。」

定番コーデ

和の雰囲気のモノトーンの羽織りは、いつも前をあけてさらりと着ているそうです。きれいなグリーンのパンツを合わせて、軽快なコーディネートに。    

和の雰囲気のモノトーンの羽織りは、いつも前をあけてさらりと着ているそうです。きれいなグリーンのパンツを合わせて、軽快なコーディネートに。    

レースが可憐なカットソーを引き締めているのは、お母様から受け継いだベルト。ワインレッドの上品なコーディネートで、きれいめな雰囲気です。

レースが可憐なカットソーを引き締めているのは、お母様から受け継いだベルト。ワインレッドの上品なコーディネートで、きれいめな雰囲気です。

Muller of yoshiokubo(ミュラーオブヨシオクボ)のトップスに、Y's(ワイズ)のスカートに古着のサスペンダー、古着屋のマガジンバッグ、下駄を合わせたコーディネート。安藤さん曰く、「本当に普段着」。

Muller of yoshiokubo(ミュラーオブヨシオクボ)のトップスに、Y's(ワイズ)のスカートに古着のサスペンダー、古着屋のマガジンバッグ、下駄を合わせたコーディネート。安藤さん曰く、「本当に普段着」。

それぞれのアイテムに主張があるのに、色数が絞られているのでまとまって見える「定番コーデ」。
好きなものをさらりと着こなす安藤さんに、後編では最近のおしゃれについてやとっておきアイテムについて伺いました。どうぞお楽しみに。

安藤裕子(シンガーソングライター)

2003年、ミニアルバム「サリー」でデビュー。2006年、月桂冠のテレビCMに「のうぜんかつら(リプライズ)」が起用され、話題に。バンドセットとアコースティックセットで全国を廻るライブ・ステージの評価も高く、独自の音楽で多くの人を惹きつけている。
CDジャケットやライブグッズのデザイン、ミュージックビデオの監督など自身のアートワークも手がけている。その他には楽曲提供や映画「ぶどうのなみだ」出演など、活動は多岐に渡る。
2016年6月に自主制作CD「雨とぱんつ」をライブ会場&オフィシャル通販・配信のみでリリース(現在はディスクユニオン店舗でも販売)。
8月9日(水)SHIBUYA CLUB QUATTROにて、峯田和伸、LEO今井とのスリーマンライブを開催予定。
後編はこちら >>

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